スプリントに決めた理由
今シーズン最後の大会となる世界オールラウンド選手権と世界スプリント選手権
「ISU 世界オールラウンド・スプリントスピードスケート選手権 2024」
これはスケート界ではトーナメントと呼ばれることもあります。
私はトーナメントが基本的に好きです。
それは、以前書いた
https://miho-takagi.com/voyage/post-663/
にも載せているのですが、知れば知るほど面白い大会だと思っています。
SP(スプリント)とAR(オールラウンド)どちらが好きかと問われたら、ARと答えます。
平昌オリンピック前後までは、ARとSPは別会場・別日程で組まれていました。
なので、出場しようと思えば両方出場できました。
私が実際に両方出場したのが、平昌後の2018-19シーズンのオランダで行われたSPと、カルガリーで行われたARでした。
これが別会場別日程で組まれた最後のシーズンです。
結果は両方2位。悔しい気持ちとやり切った気持ちと両方でした。
→ World Sprint Championships 2019
→ World Allround Championships 2019
その後からは、同会場で3日間で初日2日目がSP、2日目・3日目がARとISUのスケジュールが変更されました。
なので、必然的にどちらかを選ばなくてはいけない状況でした。
さらに北京オリンピック後からはトーナメント自体隔年の開催へと変更。
去年は世界トーナメント自体ありませんでした。
そして、今年のトーナメントは、4日間で開催されます。
前半2日がSP、後半2日でARです。
両トーナメントとも4種目あるので、もし両方出場することを決めれば、4日間で8レースすることになります。
比較すると、通常のワールドカップのスケジュールで、多くて3日間で5レースに出場したことがあります。
4日間で8レースは未知です。
ちなみに前回のオリンピックでは約10日間で7レースでした。
私は今回は、両方滑り切る、両方でメダルを獲る!ということに興味関心を持たなかったので、
どちらを本気で狙いに行きたいか、で今回SPに出場するかどうかを決めました。(出場権利は両方持っています)
理由としては、ARのチャンピオンを本気で狙いにいくのであれば、SPに出るのはベストな判断ではないと考えたからです。
実はWSD後も悩んでいて、なかなか決まらなかったのですが、
5日ぶりに氷の上に立った時に、SPに出たい。SPで狙いに行きたい。と感じたので、
今回SPにエントリーすることに決めました。
トータルで考えるとARの方が好きなのですが、今はSPに挑戦したいという意欲の方が強かったです。
なので、私のメインフォーカスは今回はSPです!
先ほども述べましたが、4日間で8レースは未知です。
もしできるのであれば、SPが終わった後にARにチャレンジしてみたい、という意欲はあります。
それが、ARをキャンセルしなかった理由です。
WSD(世界距離別)とは違った面白さとワクワクさとチャレンジが詰まっているトーナメント。
あともう少しで、開幕です。